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think bout it!

 一段と秋らしくなってきて、風もだんだん冷たくなってきた気がする。ということは、そろそろファーマーズ・マーケットも終わりの時期が近づいてきているということです。場所によっては、一年中市場が立っている町もあると思うけれど、ポートランドでは、春の終わりから秋の終わりごろまでと季節もの。農家直送の野菜が買えなくなると、野菜の調達は近所のマーケットのみということになる。いつも行くお店は、徒歩3分ほどのオーガニック/べジタリアン専用のローカル・マーケット。小さなお店だけれど、必要なものはほとんど手に入る。ここの野菜は、基本的にローカルの農家から仕入れたもの。ということは、ここでも野菜の旬が大きく影響してくるわけです。
 昨晩も、これまたご近所の映画館で映画を見た後に、そのスーパーに立ち寄ってスパゲッティ・スクワッシュ、セロリ、バナナ、林檎を買ってきた。レジでお勘定を済ませているときに、お店の人が「もう少ししたら、地元ファーマーから仕入れができなくなるので、野菜ベンダーと契約する時期になる」と話していた。これは勿論、地元農家と直接の取引が禁止されたと言うわけではなくて、地元農家では寒い時期には野菜の生産ができないので、その間は卸会社を通してスーパーは野菜の仕入れをするということ。ということは、手に入れられる野菜は、ローカルのものばかりではなくなってしまうということになる。

 わたしが極力ローカルのお店に行くようになったのは、5年くらい前から。そのきっかけは、オーガニック野菜を買うためとかそういうことではなかった。日本でも沢山お店がある、ノース・ウエストが発祥のコーヒーショップがあまりに多すぎることが気になりだしたのがきっかけ。そのためだと思うんだけれど、ローカルのお店がクローズしてしまったりもしていた。

 もともとアメリカには、大型のチェーン店(フランチャイズも含めて)というのは多いとは思う。そこに行けば一通り生活に必要なものが手に入るスーパーが、よっぽど小さな町でない限り、必ずいくつかある。それは確かに便利だし、わたしもまったく行かないわけではない。でもできる限りローカルのお店や、ローカルのもを買うようにしようと、その頃から心がけるようになった。コーヒー屋さんがきっかけだったんだけれど、実際のところコーヒーは、自分で煎れて飲むので、そうそうコーヒー屋さんに行くことはない。でもそのこのことは、“ローカル”に目を向けるようになったきっかけを作ってくれた。

 ファーマーズ・マーケットに通うようになったのも、この頃から。野菜が美味しいということも勿論だし、地元の農家から直接買い物をすることによって、その収益はわたしが買った農家の元に直接届く。もちろん市場にお店を置くための場所代というのはかかっているわけだけれど、わたしが例えば1ドル払ったとしたら、約90セントは農家に入る。こうやって、地元農家を含め、ローカルの経済が強くなっていく役目を果たせるわけです。

 金曜日の夜、映画『The Future of Food』を見に行ってきた。たぶんこの映画を知っている人は、少ないと思う。これはドキュメンタリー映画で、Genetically Engineered Foods=遺伝子組み換え食品(GE、GEO、Frankenfoodなどとも呼ばれる)について取り上げたもの。オフィシャル・サイトはここ。目がさめる映画なので、機会があったら。ぜひ見て下さい。

 映画を見る前に、少し時間があったので、近くのバーでThe Oregonianという新聞の、"Clone food; It's what's for dinner?"という記事を読みながら待つことにした。この記事では、FED(Federal Food and Drug Administration)がクローンの牛のミルクとお肉の安全性を認め、認可が近く行なわれる可能性があることを記事にしたもの。安全とは、何を基準にした安全なんだろうか?

 FDAはすでに、牛への人工ホルモン剤(rBGHまたはrBST)投与を1993年に認可している。このホルモン剤投与により、乳牛から5~15%多くのミルクをとることができるけれど、その安産性には大きな疑問がある。日本を含め、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ・ユニオンの加盟全25ヶ国では、その使用が動物と人体への安全性から禁止されている。まだ立証はされていないけれど、人工ホルモン剤を投与している牛から作られた乳製品を食べることにより、人間の癌の発生率が高くなる可能性は非常に高いと指摘されている。きっとその他にも、人体への何らかの影響はあるのではないかと思う。ということで、わたしはホルモン剤を投与しないと確約しているところの乳製品しか買わない。

 調べれば、調べるほど、いろいろな事実を発見してしまう。そしてこの映画を見て、ますますローカルを大切にしよう、もっと食品の安全性について考えていかなくてはいけないと思ってしまった。土曜日の朝は、キッチンの棚にしまってあるものをすべてカウンターに並べ、いらないものは処分した。こういうことって、知らなければそのまま生活していける。でも知らないことは、とても恐いことだとわたしは思う。それと同時に、わたしは知りたいとも思う。恐い恐いと思っているだけでは、何も変わりません。

 映画の話に戻って、金曜日は、ポートランドでの公開初日だったので、映画の後にゲスト・スピーカーとアソシエイト・プロデューサーへの質問と、それに対する彼らの意見を聞く、討論会のようなものが行なわれた。こういった映画を見に来ているわけだから、かなり熱くこの問題について考えている人が観に来ていた。だから、意見交換も熱く行なわれた。私にとっては初めて聞くことも沢山あったけれど、その中で印象にのこったある男の人の意見があった。これは意見というより、この映画を鑑賞して、彼の中で大きくなった怒りの爆発、フラストレーションのようなもの。要約してしまうけれど、「今、自分達にできることは何なんだ?どうしたらこの恐ろしい、遺伝子組み換え食品がお店に並ばなくなるようにできるんだ?もし何か知っていることがあるなら、すべてを隠さず教えてくれ!」と叫ぶように問い掛けていました。

 遺伝子組み替え食品しかり、人工ホルモン剤投与しかり、わたしたちができることは、そういったことには反対であるという意見を表明することだと思う。なにも、反対デモをしたりしなくてはいけないと言うことではない。たぶんわたしも、デモに参加することは無いと思う。でも例えば、自分がいつも行くお店に行って、こういったものが入っている食品は買わないとマネージャーに話すのもひとつの方法だし、食品メーカーに、原材料には遺伝子組み換えが行なわれたものが使われていないか確認する問い合わせをしたりすることでもいい。使っていた場合、そういった製品は購入したくないことを文章として送ったりするのもひとつの方法だ。また地元農家から直接野菜を買うことを心がけ、農家の経済力を高めることも大きな役目を果たす。だからわたしは、ローカルにこだわる。

 日本では、遺伝子組み換え食品については禁止されている。ということは、国産のもののみを食べていれば、限りなく安全に近い。だた忘れてはならないことは、日本は輸入大国であること。輸入加工食品については、遺伝子組み替え食品の使用を禁止していない。だから注意しなければ、知らないうちに食べている。日本において、食品輸入は拍車が掛かる一方、減ることはまずない。ヨーロッパでも食品を輸入しているが、日本の状況とは少し違う。ヨーロッパ内での食品の生産でも需要にこたえていけるという前提があり、食品の輸入を行なっている。その結果、アメリカからの輸入品に対して、比較的強い制限を張ることができる。

 この事に関して、もう少し勉強を続けていこうかなと思う。知らないことは知って、自分で考えてい行かなくてはいけないと思う。どのように選択して生活していくかは、その人、その家族の選択になる。でも何にも知ることがなければ、その選択すらできないことが怖いことではないかと思ってしまう。そう思うのは、わたしだけなんだろうか?
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[生活の中で] ひとりごと  | コメント(8) | トラックバック(0)
コメント
確かにアメリカってチェーン店が多いですよね。もちろんチェーン店のメリットもあるのでしょうが、個人的に私もローカルなお店の方が好きです。

チェーン店って個性が無いので私にはつまらなく感じてしまいます。アメリカ国内だけではなく、先日カナダに行ったときにもアメリカの大手チェーン店の看板をあちこちで見て、さすがにそれはがっかりしてしまいました。せっかくの海外旅行なのに、あまり海外という気がしないのは残念ですよね。

そもそもLAのスーパーでは旬の野菜はなかなか目にせず。一年中同じものを置いていることが多い気がします。日本の四季ごとの旬の食べ物っていいですよね~。もし旬のものがたくさん手に入れば、きっと料理への意欲も変わるんじゃないかと思いますが、、、。

>でも何にも知ることがなければ、その選択すらできないことが怖いことではないかと思ってしまう

そのとおり度と思います。
知らないということほど怖いことはない。何についても言えることだけど。。。
もちろん、せべてを知る必要はないし、出来ないことですが、疑問は常に持たなければ、とおもいます。
ローカル、
Jessicaさん、こんにちは。
こちらの市場でも、ほぼ今月末で閉まってしまいます。冬場は我が家も、お野菜を地元の方から買えないのでスーパーマーケットに頼るしかありません。「農家の顔が見える食品」を心がけているので、これからの季節は難しいです。実は夫はJessicaさんが書き綴っていらっしゃる内容全てに当てはまる分野の仕事をしています。なので必然的に私も詳しくなっちゃって、、、この映画も、この類の映画も夫の影響でほぼ観てきています。専門的な映画ですから最初は嫌だったんですが(興味を持てず)知識が出来上がってくると理解できて、ツッコミも入れたくなって興味シンシンです。夫曰く、市場調査では、食を預かる主婦に一番知って欲しいのに全体の1%にしか知識が無いとの事。私ももっと学習して知識を増やしたいものです。
なるほど
こんな映画が撮られていたなんて私も知りませんでした。仰るように「知らない」って本当に怖い事だなと思います。ちょっと話が横に逸れてしまいますが、私が大学を卒業するまで音楽を専門にやってきて周りには「己を知らない」人間が結構多かったんですね。先ずは自分を良く知る事が重要だって思います。

私もシアトル系コーヒー・ショップにはちょっとウンザリ気味。最初の頃は珍しくて時々は足を運んでいましたが今はちょっと足が遠のいてしまいます。

オーガニックを売りにしていても大型チェーンに拡大すればするほどいい加減になってくるという話を聞いた事があります。だから地域密着型のお店の方がより安全で新鮮だとか。消費者である私達が賢くなって良い物を選んで食べて行くしかないですね…。
◆ pedromomさんへ
大型チェーン・スーパーは消費者にとって、何でも手に入る便利かつ、価格的にも魅力がある場合もありますよね。でもそんなに遠くない将来、アメリカのすべてスーパーは、あるひとつの企業によって管理されてしまう可能性が高いそうです。そうなった場合、消費者はいろいろな意味において選択することすらできなくなってしまうかもしれません。
旬の美味しいお野菜を季節を感じながら、楽しんでいきたいですよね。
◆ seedsbookさんへ
そうなんですよね、疑問をもたなければ、知ろうと思うこともない。情報が溢れているばかりに、それに惑わされてしまうこともある。多くの知識を得て、その中で選択をし、自分が最も納得できる道を作っていくしかないのでしょうね。
◆ ユキティさんへ
市場が終わってしまうのは、とても残念です。来年に向けて、また元気な野菜を作ってくれるのを待つしかありません。
ユキティさんの旦那様は、そういったお仕事だったんですね。ユキティさんのブログを拝見していると、納得いく情報が満載されていると思っていたんです。この映画で取り上げられていたようなことは、アメリカのテレビでは、まず放送することは不可能でしょうね。メディアは管理されてしまっているから…。映画を観た帰り道、満席のレストランを横目に見ながら、果たしてどれだけの人がこの映画の存在を知っているのだろうかと考えながら歩いていました。
これからも、自分の知識を高めると言う意味で、食品の安全性等、書いていこうと思っています。もしも何か間違いを見つけたり、ツッコミを入れたいことがあったら、どうぞご遠慮なくどんどんコメントしてください。そうしてもらえることによって、わたし自信の知識もよりいっそう高くなっていくと信じています。ユキティさん、よろしく!
◆ akistlさんへ
自分を知って、自分は何を信じて選択していくのか、気がつかなければ、何も始まらないのかもしれません。オーガニックっと一口にいっても、いろいろですよね。どのような食品について注意を払う必要があるのか、なぜ注意しなくてはいけないのか、少しづつ知識を高めていこうと思います。
ところでakistlさんは、もしかして音楽家だったの?ロック系の記事が多いいけれど、ご自身の音楽はどんな分野なんだろう?

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