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 この間、遺伝子組み換え食品についての映画を見てきたことを書きました。もともと加工食品を買うときは、使用材料を確認するために、ラベルをひとつひとつ見ていたんだけれど、映画鑑賞以来、ますますスーパーで費やす時間がかなり長くなっています。「今日は買い物に行く!」と朝から気合を入れておかないと、時間が足りなくなってしまうほど。さて、そんな冗談はおいておいて、今日は そもそも遺伝子組み換え食品(GMO)とは何か?という長いメモ。
 遺伝子組み換えとは、技術的に特定の遺伝子の働きを抑えたりするために、他の生物の中の遺伝子配列に組み込んだりして、DNA操作により違った性質をもった新しい生物を作り出す、バイオテクノロジーの技術です。食品の場合は主に、除草剤耐性や殺虫性を高めるために行なわれます。

 例えばモンサント社では、自社が販売する農薬(除草剤)に対して抵抗力を高めたるために、この技術を利用しています。このことにより、モンサント社が販売している除草剤を散布しても、作物に影響はでなくなる。だってその種は、その除草剤に強くなるように遺伝子組み換えがされているからびくともしないでしょ。その上にその種から育った作物は、作物自体が虫を殺すので、殺虫剤等の使用を減らす事が出来る。ゆえに、人手が少なくてすむから、コストダウンが計れるという理論らしい。

 作物自体が虫を殺すって聞いた時点で、わたしには安全には聞こえない。実際のところ、安全性はまだ立証されていません。リサーチによると、いろいろな恐い結果も出てきている。例えば、GOMのジャガイモをネズミに食べさせたら、脳を含む臓器の重量が小さくなったり、免疫力が低下したりという結果もある。GMOのトウモロコシが、蝶に影響を及ぼす可能性があるという研究結果も、コーネル大学のジョン・E・ロゼイ助教授のチームによって発表されている。これは、殺虫性トウモロコシの花粉を食べた蝶の幼虫が、4日間で44%が死亡し、生き残った幼虫も発育不全になったという実験結果に基づくもの。そして多くの人が気になるアレルギー性についても、十分に調べられていません。

 それなのにどうして安全であるとされているかというと、国や開発メーカーの安全性評価の考え方は、経済協力開発機構(OECD)が定めた「バイオテクノロジー応用食品の安全性評価:概念と原則」の、「実質的同等性」という考え方に基づいているから。これは、組み換えられた生物(食品)が、見た目(姿や形)、主要な成分において、組み換え前のものとほぼ同じならばいいというもの。これには、成分比較や中・長期の毒性試験の詳細なデータは必要とされていません。

 遺伝子組み換えの技術は、世界の貧困な地域に多くの食料を提供し、飢餓を救うために進められた技術という考えを信じている人も少なくないと思います。映画を見て知ったけれど、実際は決してそんなことではなくて、ようは農薬や種子メーカーが独占利益(市場の独占)をあげるために、どんどんすすんでいっている技術でした。このように安全性がきちんと確認できていないのに、認可されてしまうなんておかしいと思うけれど、その認可の背後には政治的なことが含まれているわけです。その他にも、メーカーが農家に対してパテントを取る仕組みになっていたりと、まだまだいろいろその思惑が存在したりしています。

 実際のところ、GMOよる人体への被害はすでに出ています。1989年に、昭和電工で作られた、GMOの必須アミノ酸L-typtophan(L-トリプトファン)サプリメントで、アメリカを中心に37人が死亡、5,000人以上がEMS(好酸球増加筋肉痛症候群)と呼ばれる健康被害を受けました。これは、組み換え微生物によって作られてしまったタンパク質が、DNA組み換えの際に製品に"なぜだか"混入してしまったことが原因でないかとされています。

 それから、栄養強化のためとして、ブラジルナッツの遺伝子を入れた大豆が、遺伝子組換え作業によって作りだされました。1996年にネブラスカのリサーチャーが、その大豆をアレルギー患者へ投与したら、ブラジルナッツで出る症状と同じ症状が出ることを確認しました。ここでも"なぜだか"ブラジルナッツのアレルギー物質が、大豆の中でもできてしまっていたわけです。

 GMOの技術というのは、まだまだ新しいもので、今まさにいろいろ研究されている最中です。"なんとなく"主成分が同じだからよしとされてしまっている訳だけれど、遺伝子組み換え食品による影響や、問題などが、どんどん浮き彫りになってきているも事実。ほぼ成分が同じであっても、心疾患やガン予防に効果があるといわれている大豆も、その効果においてはGMOの大豆では、普通の大豆より低いとすでに研究発表もされている。

 何においても完璧に安全である食品というのは、存在しないとは思う。ある人には安全でも、その食品にアレルギーがある人にとっては、それは安全な食品ではない。そういうことは踏まえた上で、わたしたちは選択をしている。でも作物は、畑で作られているわけだから、風、雨、鳥、虫、蜂などが花粉や種を運んでしまって、"GMフードを食べないという選択"をしている人のための畑に運ばれてしまうことだってありえる。実際に、こういった影響は確認されている。こうして研究が進められている段階で、安全性についてのデータなどが揃わないまま、まして安全性についての基準の設定があいまいで表記義務もないまま、どんどん作物は作られていってしまっていることは問題ではないでしょうか。
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◎参考サイト◎
『The Future of Food by Lily Film』 http://www.thefutureoffood.com/
『Nrthwest Resistance Against Genetic Engineering』 http://www.nwrage.org/
『やすだせつこ.com』  http://www.yasudasetsuko.com/index.html
『遺伝子組み換え情報室』 http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/
『色の安全を考える会~遺伝子組み換えを考える』 http://www2.plala.or.jp/foodsafe/
『食品科学広報センター~ホントはどうなの?遺伝子組み換え食品』 http://www.fsic.co.jp/bio/index.html
『遺伝子組み換え食品いらない』 http://www.no-gmo.org/
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[生活の中で] ひとりごと  | コメント(6) | トラックバック(1)
コメント
そうだったのか…
こんにちわ、Jessicaさん♪
ちょっと小寒い週末になってしまいましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか?

さて、遺伝子組み換えについて。
恥ずかしながら私、今まで聴いたことはあってもそれが具体的にどんな事で、どのような影響があるのか知りませんでした。
特に日本にいた時なんか、食品に表示がされていようがいまいが、気にした事がなかったのです。
アメリカに来て、色々スーパーを見て回り自分なりに添加物等々気をつけて購入をするようになってきたものの、いまいちピンとしなかったのです。
今回、Jessicaさんに教えて頂いて、これを機に自分でも勉強してみようかなぁと思いました。だって、結局は自分の体の為だもの。自然な大地からなる自然そのままの物を食べてきた人類・動物なんだから、それに逆らわない生き方で行きたいよなぁ…って。それにはこの世の中、まずは自分で気をつける事から始めなくちゃ!
う~ん、勉強になっちゃった♪ありがとうございます!

◆ SACHIさんへ
こんにちは。週末はなんだかパッとせず、でも今日はいいお天気と思っていたら、なんだかだんだんあやしくなってしきましたね。
さて、このことについては、調べれば調べるほど、これも書かなければ、あれも書かなければと、ポイントが絞れなくて、まとめる力のなさに、情けない…。本当はもっと、この開発によって起こっている、市場の独占のいわくをもっと強調しなくてはいけないのかな?という気がしています。
SASHIさんが調べてわかっことや、感じたことなどを教えてもらえると嬉しい。夫とは話をしても、このブログは読めないし…。ひとりでは、煮詰まっていきそうな気がしてしまいます。
食品の定義
Jessicaさん、こんばんは。
つい最近も、と言うより普段から夫に振られる話題ですが、遺伝子組み換えについては、永い課題かなーって感じます。まだまだこれから色々とありそうですよね。オーガニックについてはアメリカではUSDAの定義がとりあえずありますが、日本の場合にはオーガニックとか有機、無農薬、、、と言った定義が定まっていないので「言ったもん勝ち」って部分がありますし、これには(どこの国でも)Jessicaさんもおっしゃるとおり政治的部分も絡んでたりですしね。夫とも、食べ物に関して「100%安全なと言い切れるものは無いよね」と、話しているところです。
難しい
ドイツのこのあたりの事情を良く知りませんが、少なくとも大手を広げて受け入れてはいないようです。ただ反対の声を大きく報道されて知らない間にいろいろなものが入り込んでいたということになりまねません。恐ろしいのは遺伝子操作済みの原料で作られた食品の加工原料で輸入する食品会社でさえそれをはっきり分析しきらなかったりすると聞いたことがあります。こうなってくるともう消費者はどこを信じたら良いの!と混乱します。とりわけ小さな子供を育てている人たちは不安な気持ちがぬぐえないでしょうね。理性的な判断のためにみんなで目を光らせていないといけません。
◆ ユキティさんへ
おはようございます。
おっしゃるように、このことは、始まってしまったからには、簡単に終わることはない課題(問題)でしょうね。確かに、アメリカのオーガニックの規定は、日本と比べて、きちんとしたものだから、少しは選ぶ基準が与えられている。このことは、良いこと(安心できる定義)だと思います。政治的なことは、わたしたちには見えない部分が多いから、困ったものです。だから黙っているというのも、何か違う気がするし。結局はわたしたちができることは、疑問を持っているものは買わないことや、問い掛けてみること、そうしていくしかないのかもしれません。100%は無理でも、少しは安心できる状況に近づけう環境になればいいですね。
◆ Hummelさんへ
ドイツでは、反対の声も報道されるんですね。アメリカは、報道(メディア)は完全な体制のもと管理されていると思います。だから国(政府)にとって不都合なもの、知られてはならないことをテレビなどのメディアによって知ることは、ほとんど不可能だと思います。だから関心や疑問をもたずに生活していれば、どのような状況がその背後にあるかということは、知らずに終わってしまうのです。加工されてしまえば、上にも書きましたが、見た目や主成分がかわらないわけだし、GMOの詳細データは公開されていないわけだから、それを見分けることは限りなく困難になってしまうんでしょうね。企業は利益が必要なわけだから、都合の悪いことは公にはしない、だからこそ、それを明確に知るための規制や基準が定められて欲しいものです。小さなお子さんがいる方は、子供たちの将来のために不安は沢山だと思います。でも映画を見に行って、そこにきていた客層は全く違った。映画を見ることだけが、こういったことに関心や疑問があるということではないけれど、母としてキッチンを預かっている年代はほとんどみあたらなかったことにも、少し不安を感じました。

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遺伝子組み換え食品遺伝子組換作物(いでんしくみかえさくもつ、英語|英''Genetically modified organism''からGM作物、GMOとも)とは、遺伝子組み換え技術を用いて、作物となる植物の遺伝的性質を改変する品種改良等が行われた作物のこと。「遺伝子組換作物反対派」は''遺

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